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bnbnp’s blog

学んだことの備忘録 CFA/株/投資/証券アナリスト等

(中東&北アフリカ編)要約:Decade Forecast: 2015-2025; Stratfor Worldview

www.stratfor.com

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まとめのまとめ

  1. 中東、北アメリカの各国で権力不在の状態になる
  2. ジハーディスト(過激派)も活動をやめないが内紛のため外にはあまり害がない
  3. トルコの存在感がグッと増す
  •  中東と北アフリカの国々は国家崩壊の真っ最中
  • ここでいう国家は19,20世紀にヨーロッパによって無理やり作られた国家のこと
  • ここでいう国家崩壊はレバノン内戦のそれに似ている
  • つまり中央政府が弱体化し各地でいろいろな国から援助を受けている武装集団が暴れる
  • 米によってでも制圧不可能
  • 暴れん坊の国々に囲まれたトルコの重要性up
  • トルコが暴れん坊への架け橋になるにはトルコの内政の安定が必須

(ユーラシア編)要約:Decade Forecast: 2015-2025; Stratfor Worldview

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Eurasia - Stratfor Worldview

まとめのまとめ

  1. ロシアは現体制を保つことは出来ない
  2. ポーランドハンガリールーマニアはロシアから領土奪還を図る
  3. ロシアの衰退は「モスクワのミサイルを誰がコントロールするか」の議論に火をつける
  4. 核の危機に発展する可能性あり
  • ロシアはエネルギー輸出で自立した自国の経済を作ろうとしたが失敗した
  • モスクワは自国のインフラを保つことができなくなる
  • 各州は自治を始める
  • 国力は落ちモスクワの権力も落ちる
  • ロシア内の経済的な結束もゆるくなる
  • 歴史的にこういった問題はKGBによって解決されてきた
  • しかしソ連崩壊前のようにKGBだけではどうにもならないこともある
  • ポーランドハンガリールーマニアの三国はベラルーシウクライナを自分たち側に持っていくために頑張ると予想される

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  • モスクワに対する反乱はない。しかしモスクワの弱体化によるロシアの分裂は避けられない
  • 中央政府弱体化は各地に点在する核ミサイルのコントロールを誰が握るか問題を浮き彫りにする
  • 核ミサイル危機に対してはアメリカの軍事介入もあり得る

要約:Decade Forecast: 2015-2025; Stratfor Worldview (ヨーロッパ編)

https://www.stratfor.com/article/decade-forecast-2015-2025/europe

まとめのまとめ

  1. EUは今後も交易問題を解消できない
  2. EUの影が薄くなる
  3. EU全体の決め事<国同士の決め事
  4. ドイツ停滞
  5. ポーランド繁栄
  • ドイツのGDPの50%は輸出から成り立っている
  • つまり自国が消費する倍生産している
  • よって輸出が上手く行かないと大変なことになる
  • EUの規則はこの輸出を潤滑にしている
  • この潤滑さがEU各国を勝ち組と負け組に別けた
  • 勝(ドイツとかオーストリア)vs負(南ヨーロッパのギリシャとかイタリアとか)
  • EUの決め事は勝ち組にだけ有利なことがしばしばあった
  • EUはもはや一つでまとまっておらずUK,北欧,勝ち組,負け組の四つ巴状態
  • 結果として自国優先主義のナショナリズムの台頭、EUの分断が見られ、このトレンドは今後も続く
  • EUみんなの決め事→2国間での決め事 のようにEUの存在感<国の存在感 となる
  • ドイツは輸出に頼っているので不安定な経済
  • そこに他国がアタックする
  • ナショナリズム保護主義を招く
  • 南ヨーロッパの弱小国は特に農業で関税をかけ自国経済の建て直しを試みる
  • ドイツ経済は今後十年下向きになる
  • 代わりに人口問題も少ないポーランドが繁栄する
  • ポーランドには対ロシアの役割も期待できる
  • 結果としてポーランドの経済的、政治的地位の向上
  • アメリカはポーランドと連携して対ロシア、ヨーロッパの安定の役割を果たす

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要約:Decade Forecast: 2015-2025; Stratfor Worldview (Overview)

Decade Forecast: 2015-2025 - Stratfor Worldview

2015−2025年に起こると予想されていること

まとめのまとめ

  1. EU弱体化
  2. 中東、北アフリカで政治不安
  3. アメリカはやっぱり強い

 

①Overview編

  • EUはさらなる危機を迎える
  • 保護貿易主義が目立つようになる
  • 結果としてEUは消滅/弱体化、今までのような自由貿易なくなる
  • ドイツが力を失いポーランドが代わりに台頭する
  • ロシアも危機を迎える可能性あり
  • ロシアはエネルギーの輸出に頼っているので不安定になるのは避けられない
  • モスクワ(政府)の支配力が薄れロシアの分断もあり得る
  • ロシアの核兵器の使用が心配される
  • 北アフリカ、中東の政府の支配力が落ちる
  • (もともとこの政府はヨーロッパのバックアップのもと作られたもの)
  • 政府ー>武装集団に権力がシフト
  • よって内戦が増加する
  • アメリカの努力でどうにかなる話ではない
  • トルコの南の国境はさらに脆くなりイランとバトルになる

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  • 中国は高成長低賃金ー>低成長独裁国家
  • 中国は世界経済の成長には前ほど貢献しなくなる
  • これから世界経済成長を引っ張るのはPost-China16の方々
  • Post-China16は東南アジア、東アフリカ、ラテンアメリカの諸国
  • 中国は軍隊を積極的に使うことはない
  • 日本は東アジアでの影響力を保つと予想される
  • 日本の影響力は地理的要因と輸出先としてのニードに起因する
  • アメリカは世界トップの経済、政治、軍事力を保ち続けるが前ほど他国に関わってこない
  • 孤立志向の原因は貿易赤字、高いエネルギー自給率、イラン等の苦い経験による
  • 秩序の乱れ、change in the guard(誰が誰の面倒を見るか)がいろいろな地域で見られる
  • アメリカのポジションは揺るがないが力の使われ方がより消極的になる
  • 今存在しているものは私達が考えるより早く変わっていき、今経験している苦しみは辛く思えるがその苦しみは人間として存在していく上で当たり前の痛み
  • つまり未来を予想できると勘違いせず、現状にそこまで悲観的になるべきではないということ

 

 

EV/EVIDAとM&A

www.nikkei.com

  • 最近の日本企業が海外企業に仕掛けるM&Aが割高になりがち
  • 例えばソフトバンク→アームホールディングスはEV/EBITDAが55.9倍!
  • 国内市場縮小の危機感から国外の企業を成長性を考えて割高で買収
  • 16年の世界平均は13.4倍
  • 11年の世界平均は11.0倍
  • 国別平均の一位は中国(26.7倍)

海外に目を向けるのは良いことだが割高すぎるM&Aには注意が必要

また日本のEV/EBITDAが低いのも問題

成長性がなく、リスクを取らない企業のEV/EBITDAは低くなりがち

日本企業は市場から低い評価をされている

だからこそ日本ではバリュー投資のチャンスがあるのかもしれない